ねころぐ「いのち」

今日はいのちの話です

私のおとうさんは、急に病気になりかけつけた時には

目もあけず、しゃべることもなく

病院のベッドの上にいました

離れて暮らしていたので

そんなに急に、目も開けない、しゃべらない、

もう二度とお話ができないなんて考えたこともありませんでした

亡くなる前におとうさんと話したのはいつ?

何を話したの?

わたし、お小遣いをおねがいしてた?いっぱいお金が欲しいって言ってた?

きっと遊びたくて、おねだりをしてたっけ

おとうさんがどんなことをしていたのか?

今は何が好きで、なにに夢中なのか?

それはどんなふうにたのしいのか?

なんで、聞かなかったんだろう?

私は自分のことばっかり話して・・・

どんな本を読んでたんだろう?

仕事は忙しい?

お酒は?おつまみは?どこへ出張へ行くの?

最近はどこへ行ったの?

職場の仲間の人はどんな人なの?

たくさんの観賞菊をうまくまだ咲かせたりしてた?

釣りはまだ行っているの?

ゴルフは?したことある?

にゃんこはさんこのほかにいたね?どこから来たの?

そうだ、にゃんこはお父さんについていったね

お葬式のまえにあのにゃんこは急に死んだもの・・・

あのね、動物は生きることをあきらめたりしないね

足が悪いからもう立てないから、生きることがつらいなんて思ってもない

この与えられた体で、どうして遊ぼう・・・

どうやって遊んだらいいんだろう?ってね

このいのちは永遠じゃない

また生まれ変わるんだけど、でも今の私は永遠じゃない

だからたのしもう

たくさん働いて、たくさん笑って、たくさん泣いて、たくさん甘えて、

大好きな人の笑顔に癒されて、

ごん太とごん介と馬たちと犬たちもたくさんの命と生きる私

このままありのままを愛してくれる

このままありのまま私を活きること

それだけでいい・・・

それがいい

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